就活学生、必見! 科学技術創造立国の実現に一役「ケニス」(産経新聞)

 日本が持続的発展をするための重要な政策に「科学技術創造立国」がある。その一端を担う学校教育用の理科教材と大学・企業の研究用理化学機器の製造・販売を手がけているのがケニスだ。

 「科学と共に栄える」を企業理念に昭和22年、広島市で発足した理科教材メーカーの科学共栄社が前身。翌年には本拠を大阪に移した。60年から経営第2の柱となる研究用理化学機器の販売に参入し、平成13年には自社開発商品のブランド名として使用していた「ケニス」に社名を変更した。

 現在は1万5千点の商品を取り扱っており、教育用と研究用が6対4の構成比率。今後は5対5の比率まで研究用分野を引き上げたい考えだ。

 18年度からの5カ年計画では、22年度に売上高を50%増やす考えだったが、1年前倒しで21年度に達成した。西松正武社長は「文部科学省の新経済対策予算などが理科教材や実験器具購入にあてられ、わが社にとっては一時的なフォローの風が吹いたため」と説明。同時に「中期計画の最終年度に当たる今年度が本当の経営の真価を問われる」と気を引き締める。

 約1300の代理店の強化・育成を行うと同時に、オリジナル性の高い商品開発、ユーザー認知度の向上、個人ユーザーの掘り起こしによるマーケットの拡大などを重点テーマとしている。

 ユーザーへのアプローチにも力を入れている。学校や教師の集まりにケニスの担当者が直接出向き、新カリキュラムに対応した実験器具や新製品の紹介、さらには理科授業の提案などを行っている。昨年は全国約100カ所で実施。あわせてその時に得た教師の声などを製品開発にフィードバックしている。

 また、「明日の科学を担う人材の育成に寄与したい」との西松社長の思いから、小中高校生などへの理科教育支援にも力を注いでおり、19年から大阪商工会議所が実施している「理科大好き『なにわっ子』育成事業」に協力企業として参加。大阪市内の小学校5、6年生を対象に実験教室を行っている。

 21年は環境省の環境教育支援事業に応募、蛍光灯とLED(発光ダイオード)、白熱灯の省エネの度合いを比較・体感できる環境教育教材などをパッケージングした「エコ学習トランク」を考案し、自治体向けに貸し出す事業を受託した。同年5月には創業の地、広島市の教育委員会に「手回し発電機」1千台を寄贈。今年は顕微鏡1千台を高校などに寄付する。

 こうした活動を通じ「少しでも子供たちが理科が好きになってくれれば、いずれは社業にもプラスになる」と西松社長。まさに企業理念の「科学と共に栄える」の実践といえるだろう。科学技術立国を構築するうえで重要な教育と研究支援を事業の柱としているだけに今後も着実な成長が期待できるといえそうだ。

■会社概要

本社 大阪市北区天満2の7の28 (電)06・4800・0721

資本金 8000万円

設立 昭和22年5月

事業内容 理化学機器および理科教材の製造ならびに販売など

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by ddiele9gfo | 2010-04-27 11:42
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